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1949年(昭和24年度)


1年生 4回生

創部当時の話

※吹奏楽部をつくったトランペットとトロンボーンの二人の大先輩からのお話をまとめました。

昭和24年4月、明石中学から星陵高校に入学してきた二人の学生がいました。
学制改革があって、明石中学から明石高校へ進学することができず、星陵高校に入らざるを得なかったのです。
明石高校は戦前から続く歴史ある名門校、一方、当時の星陵高校と言えば、できて間もない新設校でした。

明石中学で吹奏楽部に入って、そのまま明石高校に進学し、当時吹奏楽では兵庫県で一番といわれた名門、
明石高校吹奏楽部で音楽漬けの日々を送る予定だった二人にとって、
星陵での高校生活はあまりにも退屈で、つまらない日々でした。

当時、星陵高校には弦楽部がありました。最初はそこでトランペットとトロンボーンを吹いていた二人ですが、
弦楽器の伴奏、つまり「ブンチャッチャッ、ブンチャッチャッ」ばっかりなのに飽きてしまって(笑)

吹奏楽部をつくろう!と決意します。

 

この当時、星陵高校の文化祭は11月でした。

その文化祭で吹奏楽のステージを実現しようと計画します。

しかし、なんと言ってもトランペットとトロンボーン一人ずつしかいません。

二人はいろいろ考えました。

このころは、当時の明石高校吹奏楽部顧問である有永正人先生のご好意により、
明石高校吹奏楽部の活動に賛助という形でいくつかの演奏活動に参加させてもらっていました。

ふたりで奔走して、なんと11月の星陵祭で明石高校吹奏楽部との合同演奏を実現させます。

新設校の文化祭に兵庫県で一番上手な吹奏楽部がやってきて演奏を披露する。
このような音楽を聴いたこともなかった人たちはただただ圧倒されていました。

そこへ、二人の大先輩がみんなに呼びかけたのです。

「僕たちはこれがやりたいんやけど、たった二人しかおれへんから、賛成してくれる人があったら入ってほしい」

こうして星陵高校吹奏楽部の活動がはじまりました。

※明石高校吹奏楽部OBの方へ。
現在星陵高校吹奏楽部の歴史を調べています。
どうも、創部してから10年ぐらいの間は有永先生に大変お世話になっていたようで、
明石高校吹奏楽部の活動に参加させてもらっていたようなのです。
しかし、残念ながらその当時の活動記録がこちらにあまり残っていません。
もしこのページをご覧になって下さっていたら、トップページのお問い合わせフォームからご連絡いただけると大変ありがたいです。

 

 

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