matched grip マッチド・グリップ 打楽器のマレット(スティック)の持ち方で、木琴のように左右同じ持ち方をいう。《参》行進用小太鼓の場合のスティックの握り方は、トラディショナル・グリップまたはレギュラー・グリップという。traditional 伝統的。
mattinata マッティナータ 朝の音楽。セレナードの対。=Tagelied(独ターゲリート)、aubade(仏オバド);
matinee マチニ 午前中。昼間興行。⇔soiree(仏ソワレ);
mauvais モーヴェ 下手な、悪い。
maxixe マシシェ 19C初めに流行したブラジルのダンス曲。20Cになってアメリカやイギリスでポピュラーとなる。
mazourka マヅルカ =mazurka;
mazur マヅル ポーランドのマゾフシェ地方の急速な3拍子の民族舞踏とそれに伴う歌。マズルカは、クヤヴィアク地方などの舞曲と融合し、様式化されたもの。
mazurka マヅルカ ポーランドの国民的舞曲。3拍子の3拍目に強勢があるのが普通。旋律の終わりは第2拍で終わっている場合が多い。ショパンは、50余曲のピアノ曲をecしている。
mazza マッツァ @ソフト・マレット。Aバス・ドラムのビーター。= mazzette; colle mazzette ソフト・マレットで。
MD エムディー mini disk の略。6.4cmの小型デスクにCDに匹敵する時間記録・再生できる携帯用コンパクトデスク・システム。光磁気ディスクという媒体をつかってデジテルの高音質の音が得られる。1992年、DCCと同時期にes販されるようになった。
melancolique メランコリーキ 憂鬱な、哀調を帯びて。
measure メジュアー @リズム、拍子。A小節。Bふし、旋律。Cテンポの遅い堂々とした踊り。
medesimo メデージモ 同様の。=stesso、istesso; il medesimo tempo = l'istesso tempo;
media cana 西 メディア・カニャ ギターで奏されるアルゼンチンの田舎町で流行ったダンス。
mediant メディアント 音階の第3音。
medieval music ミーディーヴァル・ミュージック 中世音楽。西暦400〜1450年頃までの、キリスト教、宮廷文化と密接に関連しながら発展した音楽の総称。
medio メディオ 中位の。media dure 中位の硬さ。media molle 中位の柔らかさ。
meditation メディタシオン 瞑想曲。
medius farmonicus メディウス・ハルモニックス 3和音の第3音。
medley メドリー メドレー。=pot-pourri(仏ポ・プリ);
mehr メーア さらに、一層。
mehrere メーレレ 若干の、いろいろの、いくつかの。
mehrstimmigkeit メールシュティムミッヒカイト 〈多声〉の意。⇔einstimmigkeit;
meistersinger マイスタージンガー 14-16Cドイツで活躍した手工業階級に属する詩人兼音楽家(歌手); = meistersanger;
melancolico メランコーリコ 憂鬱な、もの悲しい。
melancolie メランコリー 憂鬱、哀愁。
melanconia メランコニーア 憂鬱。= malinconia;
melico メリコ 叙情的な、音楽的な。
melisma メリズマ メリスマ。声楽曲で歌詞の1音節に数個の音を当て、装飾的に表情豊かに歌うもの。ミサ曲(キリエ)や各種民謡に多用される。
melismatik メリスマティーク 装飾的唱法。
melodia メロディア メロディー。marcata la melodia 旋律をはっきりと際だたせて。
melodic メロデック 旋律的。
melodico メローディコ 旋律の。
melodie メロディ 旋律。
melodieuse メロディエーズ 歌うように、旋律的に。= melodious(英)、melodisch(独メロディッシュ);
melodious ミローディアス 旋律的な、音楽的な。
melodize メロダイズ @旋律的にする。A旋律を作る。
melodrama メロドラマ 話し言葉の伴奏のために書かれた器楽曲。
melopea メロペア @作曲法、対位法。A美しい旋律。
mellophone メロフォーン 日本固有の教育楽器としてフレンチ・ホルンとアルトホルンをミックスしたピストン楽器。形はホルンに似るが、右手ピストン、E♭管。現在は、製作されていない。
membran メンブラーン (太鼓の)ヘッド。frapper la membrane ヘッドを叩くB
membrana メムブラーナ ドラムヘッド。
membrane マンブラーヌ = membrana; membrane extremement trendue ドラムヘッドを極めてきつく張って。
membraophone メンブラノフォーン 太鼓類の膜鳴楽器の総称。《参》トライアングル・シンバル・木琴などの体鳴楽器の総称(単一の物質からなる打楽器)は、idiophoneと称して分類している。
meme メーム 同じ。= same、even; a la meme = tempo I、meme mouvement(仏メーム・ムヴマン)同一テンポで。de meme 同様に。meme si たとえ〜でも。
men メン meno の略。men allegro それほど速いallegroでなく。
meno メノ より少なく。
meno forte メノ・フォルテ それほど強くなく、控えめのフォルテで。
meno mosso メノ・モッソ 少オゆるやかに。それまでのテンポより少し遅めに演奏する。⇔ piu mosso さらに速くして。mosso〈動いた、動作をした〉の意。
meno piano メノ・ピアノ それほど弱くなく。
meno presto メノ・プレスト それほど速くなく。
menor 西 メノル 短調。
mensura メンスーラ 定量記譜法の、各音符間の時価関係をいう。
#NAME? メンテ 形容詞から「〜のように」の意を表す副詞をつくる。
#NAME? メント ラテン語語源の動詞を名詞化する。
menuet メヌエット 〈フランス語で小さいステップ〉の意。17C頃ルイ14世によって宮廷に取り入れられ上流階級の3/4拍子の踊。その後、シンフォニアに取り入れられる。=minuet(英)、menuett(独)、minuetto(伊);
merengue 西 メレンゲ ラテンリズムの一つ。もともとはドミニカのカーニヴァル行列に使われるダンスと行進のリズムといわれている。メタル製のギロと両面太鼓で陽気なリズムを刻む。
merveilleux(se) メルヴェイユー(ユーズ) 素晴らしい、不思議な。
messa メッサ ミサ、ある状態に置く。
messa di voce メッサ・ディ・ヴォーチェ 弱声から次第に大きくしていき、再び次第に弱声に戻る歌い方。18Cベルカントの特に重要な発声テクニック。=schwellton ;
messe メッセ (カトリックの)ミサ聖祭。die hohe messe 荘厳ミサ。
messiah メッシア ヘンデルのオラトリオ「メサイア(救世主)」1742年。
mesto メスト 憂鬱な、悲しげに、悩ましく。
mestamente メスタメンテ 悲しそうに、涙に暮れて。
mesure ムズュール 小節、拍子。a la mesure 元の速さで。= a tempo;
mesure a deux-quatre ムジューラ・ドゥ・カトル 2/4拍子。
meta メタ @半分。A中央、中心。alla meta 中央あるいは、中央と端の中間部。
metabole メタボーレ 拍子、調子の変化。
metal rattle メタル・ラットル [擬音楽器]ガラガラ音をだすための小石が入ったブリキ缶。= tin horn、tin rattle;
metallo メタロ 金属製の。metallico(メタリーコ);
metallophone メタロフォーン 金属製の板や棒を鉄琴のように並べられた楽器の総称。ヴィブラフォーン。=steamtable;
metamorphose メタモルフォーゼ 〈変形・転生〉の意主題やモチーフの自由な変化に富んだ展開。ヒンデミット作曲「ウエーバーの主題による交響的変容(メタモルフォーゼ)」= metamorphosis;
meter ミーター 音律、詩をつくる。
method メソッド 教則本。= methode(独メトーデ)、metodo(伊メトード);
metrical メトリカル 韻律的な。
metronom 英独仏メトロノーム Malzels Metronom(独)が 1815 年に発明した。[M.M.=120]と記すことがある。
metter in musica メッテル・イン・ムジカ 作曲する。
mettez メテー オルガンなとのリード楽器の音栓(ストップ)を引け。
mettre メトル 置く、乗せる、付ける、着る。
mettre en musique メットゥル・ラン・ミュージーク 作曲する。
mezza メッザ 半分の。= mezzo;
mezza forza メッザ・フォルツァ 中庸の強さ。
mezza manica メッザ・マニカ mezza vace(伊メッツァ・ボーチェ)柔らかい半分程度の声で。[略 m.v.]
mezzo メッゾ 中間の意を表す接頭語。メゾ、メッツォとも発音される。@半分(の)、中位の。A漠然とした。B中央、真ん中。C手段、方法。per mezzo di ...によって。
mezzo dure メッゾ・デューレ 中庸の硬さの音で。
mezzo forte メッゾ・フォルテ メッゾ・フォルテ(教科書の表示)。[F]
mezzo legato メッゾ・レガート 一般に leggieroと同義だが、ピアノ奏法では、leggiero は弱音で軽く、mezzo legatoは、力強い打鍵の場合の奏法をいう。
mezzo pedale メッゾ・ペダーレ ハーフ・ペダル。
mezzo piano メッゾ・ピアノ メッゾ・ピアノ(教科書の表示)。[P]
mezzo soprano 英仏メッゾ・ソプラノ メッゾ・ソプラノ。mezzo sopran(独);
mezzo sstaccato メッゾ・スタッカート @スタッカート記号にスラーが伴ったもの。本来のスタッカートよりいくぶん長めに柔らかく奏す。Aハイドン、ベートーヴェンなどは、今日のスタッカートにあたるものを〈楔形の記号〉メッゾ・スタッカートにあたるものを〈点〉で表記している。
mezzo tuono メッゾ・トゥオーノ 半音。
mi bemol ミ・ベモール 変ホ音。mi diese 嬰ホ音。
microtone music マイクロトーン・ミュージック 微分音音楽。弦や電子楽器を使って半音より狭い音域を用いた音楽。バルトークなども用いている。
MIDI ミディ Musical Instrument Digital Interface の略。コンピュータと電子楽器との間で情報をやりとりするするために定められた標準規格。この情報をMIDIデータという。
mieux ミユ =better、best;
mignon(ne) ミニョン(ヌ) 可愛らしい、愛くるしい。
mild ミルト 穏やかな、柔らかな。=milde(独)、mild;
mildern ミルダン 和らげる、弱める、減退する。
milieu ミリウー 中央、中間、中庸。《参》シンバル等の打楽器においてはその楽器の中央部分をいう。


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